燕市産業の起源と変革 当社前会長 (故)荒澤茂市 著作編集 発行 平成9年10月 (実績推移及び統計表等は削除してあります。) |
|
まえがき 新潟県の中央を悠々と流れる信濃川が穀倉蒲原平野で分流して、地域住民の生活と農作物の水源として、母なる川、中之口川そのほとりで、県中央に位置する燕市は地場産業の町として全国的に知られています。 特に基幹産業の金属洋食器、金属ハウスウエアーの二大産業は、長い伝統と歴史に培かわれた金工技術と近代デザインの研究開発により、業界の中核として広くアメリカ、欧州を始め世界の百数十ヶ国に輸出されて、全国中小企業の注目される中に発展をしてきました。 燕市を支えてきた産業を顧みますと、業界の先覚者、先人達が長い年月をかけてそれぞれの業種の分野に対応して、金工技術の改善改良を加えながら、あらゆる困難と繁栄を繰り返し継承されて産業の基盤を築いてきました。 その培かわれた業績とその遺徳を偲んで、この貴重な開拓と変革の歴史と伝統を、次の世代の人達に伝え、今後の燕市産業発展の礎えとなることを切望いたします。 21世紀の新時代を迎えるにあたり、燕市業界は人づくり、物づくりをたゆみなく追求し、伝統された金工技術を更に研究研鑚に努め、創造と産業活力をもって、情報時代に対応した金属産業複合加工基地として、燕市産業の発展に寄与されることを期待いたします。 | |
|
|
目次 | |
T燕市産業の起源と変革 |
|
|
|
あとがき | |
燕の洋食器業界に入って60年、昨年80才の寿令となり、洋食器づくりの歴史とともに歩いた人生、短いようで長かった大正、昭和、平成三世代は動乱と平和の時代でありました。 戦後の復興、経済成長、経済の変革、長引く不況の昨今、3年後には21世紀の情報時代を迎えるにあたり、政治行政金融経済等すべてが構造改革を求められている環境を推移し、戦後50年の今日経済社会共々世代かわりの若い智力と活力が求められております。 この際改めて先覚先人達の残された、燕市産業の伝統と歴史をひもといて、これからの燕産業の豊かな創造性と産業活力の展開となれば幸いと想い、不筆ながら本書を編集することにいたしました。 本書編集にあたり、燕市史とともに燕市、燕商工会議所始め関係団体の皆様から貴重な史料の提供、協力をいただき厚く御禮申し上げます。なお本書記載の御名前の敬称を略させていただきました事をご容赦願います。 |
|
|
|
前轄r澤製作所取締役会長(平成11年6月没) 勲五等瑞宝章・紺綬褒章 |
|
|
|
燕市産業の起源と変革 発行年月 平成9年10月 著作編集 (故)荒 澤 茂 市 |
|
|
|
Top |